「高いから良い」わけじゃない！洗顔料の価格差と賢い選び方

こんにちはあやです。
洗顔料は1,000円以下で購入できる手頃な製品から、3,000円を超える高価格帯の製品までさまざまなものがあります。洗顔料の購入価格の相場は1,400〜2,000円程度が一般的ですが、なぜこんなにも価格に幅があるのか不思議に思ったことはありませんか？
「高いほど肌がきれいになりそう」と思う人もいるかもしれませんが、一概に「高いから良い」というわけではありません。
今回の記事では、洗顔料の価格差や選ぶときのコツについて解説します。

洗顔料の価格による違い

洗顔料の購入価格の相場は1,400〜2,000円程度です。そのため、1,000円以下は低価格帯、3,000円以上は高価格帯の洗顔料とされています。
ここでは、1,000円以下と3,000円以上の洗顔料の特徴をまとめました。

1,000円以下の洗顔料の特徴

1,000円以下の洗顔料は気軽に購入できる手軽さが魅力です。安くても日常的な肌の汚れや余分な皮脂を落とすという基本的な機能は十分に備えています。
ドラッグストアやバラエティショップでは低価格帯の洗顔料は豊富に取り扱われており、購入しやすく、新しい製品も試して見やすいところは大きなメリットです。
シンプルな処方で、洗浄成分には石けん素地や高級アルコール系をベースとした製品が多く見られます。石けん素地は天然油脂由来で泡立ちが良くさっぱりとした洗い上りが特徴で、高級アルコール系は高い洗浄力と泡立ちや泡切れの良さが特徴です。
どちらも洗浄力は高いので、しっかりと汚れを落とせますが、乾燥肌や敏感肌の人には脱脂力が強すぎて刺激になることがあります。
低価格帯の洗顔料でもグリセリンやヒアルロン酸など基本的な保湿成分が配合されている製品があり、洗顔後のつっぱり感を軽減することができます。
ただ、保湿成分の種類や量は限られるので、洗い上がりのしっとり感や肌への特別な効果を求める人には物足りなさを感じることがあります。

3,000円以上の洗顔料

3,000円以上の高価格帯の洗顔料は、単に汚れを落とすだけでなく、肌への優しさ・洗い上がりの質感・化粧水や美容液などスキンケア効果を高める工夫などが凝らされていることが多いのが特徴です。
洗浄成分はアミノ酸系やベタイン系など、肌に必要なうるおいを奪いすぎることなく汚れが落とせる成分が使われていて、肌への刺激を抑えしっとりとした肌を保ちやすい傾向があります。
さらに、保湿成分が複数配合されていて、その濃度も高く、肌悩みに特化した特別な美容成分が配合されていることも少なくありません。例えば、ビタミンC誘導体・プラセンタエキス・植物幹細胞エキス・ペプチドなど、抗酸化作用、美白効果、エイジングケアなどの効果が期待できる製品もあります。
3,000円を超える高価格帯の洗顔料は、汚れを落とすためだけでなく、肌への効果にこだわりたい人におすすめです。

洗顔料に価格差がある理由

洗顔料の価格の幅は、さまざまな要因が影響しています。ここでは、価格に影響する主な要因を5つ紹介します。

ブランドイメージとマーケティングコスト

有名ブランドや高級ブランドの洗顔料は、ブランドイメージや広告宣伝費などが価格に反映されるため、高くなります。

洗浄成分の種類

肌に優しいアミノ酸系洗浄成分は、石けん素地や高級アルコール系の洗浄成分よりも高価なので、製品価格が高くなります。

保湿成分や美容成分の種類と配合量

高保湿成分や美容成分が豊富に含まれるほど、製造にコストがかかるので商品の価格も高くなります。

容器

デザイン性の高い容器や機能性の高い容器は製造にコストがかかるので商品の価格も高くなります。

製造技術と研究開発

美容成分の浸透性を高めるナノ化技術や高度な技術で製造された洗顔料は開発コストがかかるため、商品の価格も高くなります。

洗顔料は「高い＝良い」ではない

高価格帯の洗顔料ほど、洗浄成分や保湿・美容成分にこだわって作られていますが、高価格帯の洗顔料が必ずしも良いというわけではありません。
日常的な汚れを落としたいのであれば、低価格な洗顔料でも十分に役割は果たせます。低価格帯の洗顔料はコスパが良く、惜しみなく使えるところも利点です。量を気にせずたっぷりの泡で洗顔することは、肌への摩擦を軽減することにもつながります。
洗顔料選びで重要なのは、価格やブランドではなく、自分の肌質や肌悩みに合っているかどうかです。
例えば、乾燥肌の方であれば保湿成分が豊富なもの、敏感肌の方であれば低刺激な成分のものを選ぶことが大切です。

賢く洗顔料を買うためのコツ

洗顔料は1本購入すると1〜2か月程度分あるので、気になる洗顔料があっても購入するのは少し不安を感じることもあるでしょう。失敗を防いで賢く洗顔料を購入するためにはサンプルやテスターの利用がおすすめです。
購入前に肌に合うかどうか確認することで無駄な出費をしなくて済みます。
新しい洗顔料を試す上で、サンプルやテスターは非常に役立つツールです。デパートの化粧品カウンターでは、気になる製品について相談すれば、肌質や肌の悩みに合わせてサンプルを提供してくれることがあります。また、ドラッグストアやバラエティショップなどでは、実際にテクスチャーや香りを試せるテスターが設置されていることも多いでしょう。さらに、ブランドの公式サイトやオンラインストアでは、製品のサンプルを提供していたり、お得なトライアルサイズの製品を販売している場合があるので、ぜひ活用してみましょう。