こんにちはあやです。
毛穴の黒ずみが気になっていろいろ試してみたけれど効果がない…。もしかしたら、その毛穴の黒ずみ「メラニン毛穴」かもしれません。角栓とは違い何かが詰まっているわけではないので一般的な毛穴ケアでは改善しにくいものです。
今回の記事では、メラニン毛穴の原因やNGケア、正しいケアについて紹介します。
メラニン毛穴とは?
毛穴の黒ずみと言っても、その原因はさまざまです。原因が違うので予防や改善方法も異なります。効果のある毛穴ケアをするためには、自分の毛穴の悩みがどれなのか知ることが大切です。毛穴の黒ずみの原因は大きく3つに分けられます。
角栓の詰まり
皮脂や古い角質が混ざり合って毛穴に詰まり、それが酸化して黒く見える状態です。触るとザラザラしていることが多いのが特徴です。
産毛の詰まり
毛穴から生えている産毛が、皮脂や角質とともに毛穴に詰まって黒く見える状態です。
メラニンの蓄積
紫外線や肌への刺激によって生成されたメラニン色素が、毛穴周辺の皮膚に沈着することで黒く見える状態です。触っても角栓のようなザラつきがなく、比較的なめらかな見た目をしています。
メラニン毛穴の原因
メラニン毛穴は、主に以下の要因によって引き起こされると考えられています。
紫外線
紫外線を浴びると、肌を守るためにメラノサイトという細胞がメラニン色素を生成します。このメラニンが何らかの原因で毛穴周辺で過剰に生成され、色素沈着することで黒ずみとなって現れます。紫外線が原因のメラニン毛穴は鼻の頭や頬など、紫外線の浴びやすい部分にできやすいのが特徴です。
摩擦
洗顔やクレンジングをするときの手と肌の摩擦やタオルでゴシゴシ拭くときの摩擦は肌の刺激になります。肌は刺激を受けると、メラニンを生成して防御しようとするため、メラニン毛穴の原因となることがあります。
ターンオーバーの乱れ
肌は一定のサイクルで古い角質が剥がれ落ち、新しい皮膚へと生まれ変わっています。このサイクルをターンオーバーと呼び、健康的な肌の場合のサイクルは約28日周期です。しかし、紫外線ダメージ、生活習慣の乱れ、加齢などによってターンオーバーの周期が長くなると、メラニン色素が排出されにくくなり、蓄積されるため、毛穴が黒ずんで見えることがあります。
炎症後の色素沈着
ニキビや虫刺され、肌荒れなど炎症後の色素沈着が毛穴の周りに起こると毛穴が黒ずんで見えることがあります。
メラニン毛穴を引き起こすNGな毛穴ケア
角栓や産毛が毛穴に詰まって黒ずんでいる場合、原因となっている角栓や産毛を取り除けば毛穴の黒ずみは目立たなくなります。
しかし、角栓パックや指や道具を使って無理に押し出す行為は、肌への強い刺激となるため、炎症や色素沈着を引き起こし、メラニン毛穴を作る原因になることがあります。
メラニン毛穴の予防と改善のための正しいケア方法
メラニン毛穴の予防と改善には、肌への刺激を極力避け、メラニンの生成を抑えるケアが重要です。色素沈着が起こるとスキンケアだけでは改善することが難しい場合もあるので、メラニン毛穴は作らないようにすることが大切です。
ここでは、メラニン毛穴の予防や改善のために自分でできるスキンケアを紹介します。
洗顔とクレンジング
クレンジングはメイクに合わせた洗浄力のものを選び、なじませるだけでメイクが落とせるようにしましょう。落としにくいポイントメイクは、クレンジング前にポイントメイク落としを使うのもおすすめです。
洗顔料はしっかりと泡立て、肌を優しく包み込むように洗いましょう。洗顔もクレンジングもゴシゴシとこすらず、指の腹を使ってやさしく汚れを落とすことがポイントです。
洗顔後は洗い残しがないようにしっかりとすすぎ、タオルで水分を拭き取る際も、優しく押さえるようにしましょう。
クレイパック・ピーリング
古い角質が蓄積するとメラニンの排出を妨げる可能性があります。週に1〜2回を目安に、クレイパックやピーリングなどの角質ケアアイテムを取り入れましょう。
古い角質を取り除き、肌のターンオーバーをサポートすれば、黒ずみの予防や改善が期待できます。ただ、使用頻度が高いと肌への刺激となり、肌トラブルを引き起こす原因になることもあるので、肌の状態に合わせて使用するようにしましょう。
美白スキンケアを使う
ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などメラニンの生成を抑えたり、メラニンの排出を促したりする効果のある美白有効成分が配合されたスキンケアアイテムを取り入れましょう。
日焼け止めを使う
紫外線はメラニンの生成を促します。紫外線は年中降り注いでいるので、季節や天候にかかわらず日焼け止めを使うようにしましょう。ただ、紫外線が肌の刺激や負担になることもあるので、天気やシーンに合わせてSPFやPAの数値を選ぶことが大切です。
まとめ
メラニン毛穴は毎日のスキンケアで予防や改善が期待できます。角栓や産毛の詰まりが原因の毛穴の黒ずみよりも改善には時間がかかりますが、根気よく丁寧なスキンケアを行ってみてください。