こんにちはあやです。
洗顔は汚れを落として肌を清潔にします。毛穴の詰まりやニキビ予防のためにも重要なスキンケアですが、乾燥肌や敏感肌の人にとっては、毎日の洗顔が肌トラブルの原因になってしまう可能性があります。
化粧水や美容液でスキンケアを丁寧に行っているのに肌の状態が良くならないという人は洗顔料を見直して見てください。肌に合っていなかったり、洗浄力が強すぎたりしている可能性があります。
今回の記事では、肌質や年代に合わせた洗顔料の選び方を紹介します。
乾燥肌・敏感肌の人の洗顔料|3つの重要ポイント
乾燥肌や敏感肌の人が洗顔料を選ぶときに確認したいポイントを紹介します。
洗浄成分
洗顔料の洗浄成分によって肌への影響や洗い上がりなど特徴が異なります。主な洗浄成分は「高級アルコール系」「アミノ酸系」「石けん系」の4つです。
高級アルコール系の洗浄料にはラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、パレス-n硫酸Naなどと記載があります。泡立ちや泡切れがよく、低価格で多くの洗顔料に使用されていますが、高い洗浄力と脱脂力があるので、肌への刺激が強く乾燥肌や敏感肌の人には不向きです。
アミノ酸系の洗浄料にはココイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルメチルタウリンNa、ココイルグリシンKなどと記載があります。泡立ちや泡切れは高級アルコール系に劣りますが、洗浄力がマイルドで肌のpHバランスに近く、しっとりした洗い上がりで肌への刺激が少ないので乾燥肌や敏感肌の人におすすめです。
石けん系の洗浄料には石けん素地、カリ石ケン素地、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムなどと表記があります。天然由来成分であることが多く、環境に優しい洗浄成分とされています。洗浄力が高く泡立ちが良いですが、アルカリ性のため、肌のpHバランスが一時的に崩れるため、乾燥肌や敏感肌の人には刺激になることがあります。
保湿成分
洗顔すると肌表面の皮脂が洗い流され、肌内部の水分が失われやすい状態になります。洗顔料に保湿成分が配合されていれば、洗いながらうるおいを保つことができます。
代表的な保湿成分にはヒアルロン酸・セラミド・グリセリン・コラーゲン・植物性オイルなどがあります。
肌の状態に合わせたプラスαの成分
洗浄成分と保湿成分だけでなく、肌の状態や悩みに合うプラスαの成分が配合されているかどうかも確認しましょう。
年代別!洗顔料のプラスα成分
乾燥肌や敏感肌でも年代によって必要なプラスα成分が異なります。
10〜20代は抗炎症成分
10〜20代はホルモンバランスの影響で皮脂分泌が活発になりやすく、ニキビができやすい時期です。頬やフェイスライン、目元は乾燥するのにTゾーンはテカりやすくニキビができやすいという人も多くいます。
そのため、肌の炎症を抑えニキビの悪化を防ぐ効果が期待できる抗炎症成分や殺菌成分が配合された洗顔料がおすすめです。
抗炎症成分にはグリチルリチン酸ジカリウム、アラントインなど、殺菌成分にはサリチル酸、イソプロピルメチルフェノールなどがあります。
30代以降は高保湿成分
30代以降は肌の水分保持力が低下しやすくなります。季節の変わり目やストレスなどで肌がゆらぎやすいと感じることもあるでしょう。
そのため、セラミドやヒアルロン酸など高保湿成分が豊富に配合された洗顔料がおすすめです。
肌の刺激になる可能性がある成分
洗浄料は洗浄成分や保湿成分、プラスαの成分など配合されている良い成分を確認するだけでなく、肌の刺激になる可能性がある成分が配合されているかどうかも確認しましょう。
刺激を感じる成分は人により異なりますが、代表的な成分としてはアルコール(エタノール)・合成香料や着色料・パラベンなどがあります。
アルコール(エタノール)は、製品の安全性を保つため防腐剤として使用されますが、揮発するときに肌の水分を奪い乾燥させることがあります。しかし、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールなどの高級アルコールはエタノールとは異なり、油性成分で乳化安定剤や感触改良剤として配合され、肌への刺激は比較的少ないとされています。
合成香料や着色料は、使用感や商品を魅力的に見せるために使われます。多くの人には安全に使用できる成分ですが、敏感肌や乾燥肌、アレルギー体質の人には刺激になることがあります。無香料・無着色の製品を選ぶようにしましょう。
パラベンは製品の品質を維持するために使われます。洗顔料はお風呂や洗面所など水気の多い場所で使用するため、細菌やカビなどの微生物が繁殖しやすい傾向があります。パラベンは、広範囲の微生物に対して優れた防腐効果を発揮し、繁殖を抑制する効果がありますが、乾燥肌や敏感肌の人には刺激になる可能性があります。パラペンが気になる人やパラペンにアレルギーを持つ人は、パラペンフリーの製品を選びましょう。近年はパラベンの代替となる成分も開発されています。フェノキシエタノール・安息香酸Na・ソルビン酸K・BG(ブチレングリコール)・DPG(ジプロピレングリコール)などの多価アルコールは防腐効果を補助的に持つ成分です。
洗顔料のタイプ別の特徴
洗顔料にはさまざまなタイプがあり、使い勝手や洗い心地に特徴があります。乾燥肌や敏感肌の人は洗顔料のタイプにも注意が必要です。
泡タイプ:ポンプ式で泡で出てくるので泡立てる手間がかかりません。しっかりした泡で洗顔すると摩擦が軽減できます。ただ、洗浄力が強い傾向があるので洗浄成分や保湿成分などを確認して選ぶようにしましょう。
ミルク・クリームタイプ:油分が多く、洗い上がりがしっとりするので乾燥肌の人や洗顔後のつっぱり感が気になる人におすすめです。
ジェルタイプ:みずみずしい使用感で洗浄力が穏やかな傾向があるので、敏感肌の人も使いやすいタイプです。
固形石けんタイプ:成分がシンプルなものが多く、肌への負担が少ないですが、洗浄力が強くアルカリ性のものが多いので注意が必要です。
まとめ
敏感肌や乾燥肌の人は、洗顔料の洗浄成分・保湿成分・肌悩みに合わせたプラスαの成分に注目して選ぶことが大切です。
洗顔料を見直して、肌状態やライフスタイルに合った洗顔料を見つけ、健やかでうるおいのある素肌を目指しましょう。