こんにちはあやです。
「冷えは美容の大敵」と言われるのは、冷えた体は血行が悪くなり、肌のくすみや代謝の低下につながるからです。
体を温めることは、美しさと健康を手に入れるためにとても重要なポイントになります。
今回は、サウナ・岩盤浴・よもぎ蒸し・ホットストーンの4つの温熱美容法を紹介します。それぞれの特徴や効果を知り、自分に合う方法を探す参考にしてください。
サウナ
サウナは、高温の室内で体を温めて大量に発汗することで、心身のリフレッシュを目的とする温浴法です。乾式サウナ(ドライサウナ)と湿式サウナ(スチームサウナ)の2種類があり、ドライサウナは室温が80〜100℃と非常に高く、湿度が低いため、短時間で大量の汗をかくことができます。一方、スチームサウナは室温が40〜60℃と比較的低く、蒸気で満たされているため、じっくりと体を温めることができます。
最近では、熱した石に水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」が人気で、体感温度を上げてさらに発汗を促すことができます。
向いている人
短時間で集中的に汗をかいて、すっきりしたい人
冷え性やむくみを改善したい人
心身ともにリフレッシュしたい人
サウナ後の水風呂や外気浴による「ととのい」を体験したい人
基礎代謝を上げて太りにくい体を目指したい人
効果的な入り方
サウナの入り方は「サウナ → 水風呂 → 休憩」のサイクルを何度か繰り返すのが一般的です。
サウナに入る前には、シャワーで体の汚れを洗い流し、水分補給をします。サウナ室に無理のない時間入ります。5〜10分程度が目安です。
サウナから出たら、かけ湯をして汗を流し、水風呂に1〜2分浸かります。水風呂が苦手な場合は、冷たいシャワーを浴びても大丈夫です。
風通しの良い場所で、座ったり横になったりして休憩します。血行が良くなり、心拍数も落ち着くことで、「ととのい」と言われる独特のリラックス感が感じられます。
このサイクルを2〜3回繰り返すのがおすすめです。サウナ浴の前後に、水分補給をすることも忘れないようにしましょう。
岩盤浴
岩盤浴は、温められた天然の鉱石(岩盤)の上に横になり、遠赤外線やマイナスイオンの力で体を芯から温める温浴法です。室温は40〜60℃とサウナより低く、湿度が低い環境で、じんわりと時間をかけて汗をかくのが特徴です。
岩盤から出る遠赤外線が体の深部まで浸透し、皮脂腺からの発汗を促すため、毛穴の奥に詰まった老廃物や有害物質を排出するデトックス効果が期待できます。岩盤の種類によっても効果が異なり、ブラックシリカ、ゲルマニウム、トルマリンなどが使われます。
向いている人
サウナのような高温が苦手な人
ゆっくりと時間をかけてリラックスしたい人
体の内側からデトックスしたい人
冷え性やむくみで悩んでいる人
美肌効果や代謝アップを目指したい人
効果的な入り方
岩盤浴もサウナと同じように、「温浴」と「休憩」を繰り返します。
入浴前にシャワーで体を軽く洗い流し、水分を補給します。
うつ伏せになり、胸やお腹など体の前面を温めます。5〜10分が目安です。次に仰向けになり、背中や腰を温めます。10〜15分が目安です。
岩盤浴室から出て、5〜10分ほど休憩します。水分補給をしっかり行いましょう。 このサイクルを2〜3回繰り返します。岩盤浴で出る汗は肌表面をサラッとさせてくれるので、汗をタオルで軽く拭き取る程度にし、すぐにシャワーを浴びない方が良いとされています。
よもぎ蒸し
よもぎ蒸しは、穴の開いた専用の椅子に座り、マントを被って、下からよもぎやハーブを煮出した蒸気を浴びる温浴法です。特に子宮や下半身を温めることに特化しており、女性特有の悩みにアプローチできるのが最大の魅力です。よもぎには、高い殺菌力や消炎作用があると言われ、美肌効果も期待できます。
向いている人
重度の冷え性や生理不順で悩んでいる人
デトックスや産後のケアをしたい人
ニキビや肌荒れなど、肌トラブルに悩んでいる人
リラックスして自律神経を整えたい人
妊活中の人
効果的な入り方
専用の服に着替えて、椅子に座り、下から出てくる蒸気を30〜40分程度浴びます。
終了後は汗をタオルで拭き取ります。よもぎ蒸しでかく汗はベタつきにくいですが、ベタつきが気になる場合は軽くシャワーを浴びましょう。
ホットストーン
ホットストーンは、温めた天然石(玄武岩など)を体のツボや経路に置いたり、オイルマッサージに使用したりする温熱療法です。石から放出される遠赤外線が体の奥まで届き、筋肉を深く温めてほぐすことで、血行促進やリラックス効果を高めます。
エステやリラクゼーションサロンで受けられることが多く、ハンドマッサージだけでは届かない深部のコリまでアプローチできるのが魅力です。
向いている人
慢性の肩こりや腰痛に悩んでいる人
全身の冷えやむくみを改善したい人
心身の深いリラックスを求めている人
アロマオイルの香りで癒されたい人
運動が苦手で、受動的に体を温めたい人
効果的な入り方
ホットストーンは、サロンで受けるのが一般的です。
カウンセリングで、施術前に体調や悩みを伝え、体の状態に合わせた施術を受けられるようにしましょう。
温かい石を体の各部位(背中、腰、首など)に置いてもらったり、温かい石を使ったマッサージを受けたりします。
施術後は血行が良くなっているので、水分をしっかり摂り、老廃物の排出を促しましょう。
まとめ
サウナ、岩盤浴、よもぎ蒸し、ホットストーンは、それぞれ異なる方法で体を温め、美容と健康にアプローチする優れた温熱美容法です。
● サウナは、短時間で集中的に汗をかき、心身ともにリフレッシュしたい方
● 岩盤浴は、ゆっくりと時間をかけてデトックスやリラックスをしたい方
● よもぎ蒸しは、女性特有の悩みをケアしたい方
● ホットストーンは、深いリラックスと体のコリをほぐしたい方
におすすめです。
その日の気分や体調、目的に合わせて自分にぴったりの方法を選んでみてください。
