こんにちはあやです。
ネイルを落とす時には除光液を使います。でも、「ネイルが剥がれてきた。」「急な予定でネイルをオフしないといけない。」など急にネイルを落としたくなった時には除光液がないということもあるでしょう。ネイルを落とすには除光液を使用するのが一般的ですが、手元にない場合には、身近なアイテムが代用できます。ネイルをする方は知っておくと役立つことがあるかもしれませんよ。
ネイルを落とすとき除光液を使う理由
除光液でネイルが落とせるのは、除光液がネイルの主成分である合成樹脂を効果的に溶解するように作られているからです。
市販されている一般的な除光液には成分にアセトンを使用したものとアセトンフリーのものの2タイプがあります。
アセトンはほとんどのマニキュアを素早く溶解し、速乾性があるので効率的にネイルを落とせます。しかし、強力な溶剤で爪の油分や水分も一緒に落としてしまうので爪への負担も大きくなります。
アセトンフリーの除光液は、アセトンの代わりに酢酸エチル・炭酸プロピレン・エタノールなど穏やかな溶剤が配合されています。アセトンと比べて爪への刺激は少ないですが、製品によってはネイルを落とすのに時間がかかることがあります。
除光液の代用として使える身近なアイテム
ネイルを落としたいとき除光液の代用として使える身近なアイテムには、消毒用アルコール・香水・重ね塗り・歯磨き粉・テープがあります。
ここでは代用品を使用したネイルの落とし方を紹介しますが、除光液ほど効果は高くないため、落とすのに時間がかかったり、完全に落とせないことがあります。特に重ね塗りされたネイルや、ラメが入ったネイル、ジェルネイルは落としにくい傾向があります。また、爪への負担が大きくなることもあるので、代用品を使ったネイルオフは、緊急時のみにして、普段は除光液を使うようにしてください。
消毒用アルコール
消毒用アルコールは、イソプロピルアルコール濃度が70%程度あるものであればネイルを落とすことができます。
コットンに消毒用アルコールをたっぷりと含ませて、ネイルの上に押し当て3〜5分程度放置したあと、コットンで拭き取るようにしてネイルを落とします。1度で落ちなかった場合は、新しいコットンに変えてもう一度やり直します。
アルコールは爪や指先の油分や水分を奪いやすく、乾燥の原因になるので、ネイルを落としたあとは、ネイルオイルやハンドクリームでしっかりと保湿してください。
香水
香水には、アルコールやその他の有機溶剤が含まれているためネイルを溶解します。
コットンに香水をたっぷりと吹き付けてネイルの上に3分程度押し当ててから、コットンでネイルを拭き取るようにして落とします。落ちにくい場合は新しいコットンに変えて再度繰り返します。
香水はアルコール分が多く、揮発性が高いのですぐに蒸発してしまうので、香水を大量に使用しなければいけない可能性があります。経済的な負担が大きくなったり、香水を大量に使うので強い香りで気分が悪くなったりすることがあります。
重ね塗り
落としたいネイルの上に、透明や同系色のマニキュアをたっぷりと重ねて塗り、濡れている状態でコットンやティッシュペーパーで拭き取ります。マニキュアの溶剤が下のネイルを溶かすので、新たに塗ったマニキュアと一緒に拭き取れます。
重ね塗りしたネイルが乾くと、より落としにくくなってしまうので、素早く拭き取ることが大切です。速乾性のあるマニキュアは使わないようにしましょう。
歯磨き粉
研磨剤が含まれる歯磨き粉はネイルを落とすことができます。
爪に歯磨き粉を乗せて歯ブラシやスポンジで擦ったあと、水で洗い流しましょう。
研磨剤で爪の表面を削って落とす方法なので、頻繁に行うと爪がガサガサになったり、爪が薄くなったりすることがあります。
テープ
爪を押し付けるようにテープを張り、上からこすって爪に密着させてから、剥がします。繰り返し行うことで少しずつネイルが剥がれていきます。
ネイルを落とすためには、何度もテープを張り、擦って、剥がすという作業を繰り返さなくてはいけないので時間がかかります。また、爪への負担も大きいので頻繁に行わないようにしましょう。
まとめ
除光液がなくても身近なアイテムでネイルを落とせる裏技を紹介しました。いろいろなアイテムで代用できますが、どれも除光液ほどの効果はありません。あくまでも除光液がない状況下での応急処置で、日常的に利用することはおすすめできませんが、知っておくと緊急時に役にたちます。
頻繁にネイルをする方はアセトンフリーや保湿成分が配合された除光液を使って、使用後の保湿ケアもしっかりと行ってくださいね。