顔用マッサージクリームは保湿クリームで代用できる？選び方のポイント

こんにちはあやです。
顔のマッサージは、血行促進によるくすみやむくみの解消に効果が期待できます。しかし、マッサージクリームを使わずに行うと、肌を引っ張ったりこすったりする摩擦によって、肌にダメージを与え、乾燥や肌荒れ、さらには色素沈着といった肌トラブルの原因となることがあります。
肌への負担を軽減し、効率的にマッサージ効果を得るためには、顔用マッサージクリームが必須です。この記事では、顔用マッサージクリームの必要性や選び方について解説します。

顔用マッサージクリームの必要性

顔のマッサージは、血色を良くして顔色を明るくしたり、くすみやむくみを解消してすっきりとした印象に導く効果が期待できます。
しかし、マッサージクリームを使わずそのまま肌を擦ってしまうと、摩擦によって肌表面のバリア機能が傷つき、微細な炎症を引き起こす可能性があります。これにより、乾燥が進んだり、敏感肌になったり、さらには将来的なシミやシワ、たるみに繋がったりすることも考えられます。
肌ダメージを防ぎ、肌本来の健やかさを保ちながら効率的にマッサージ効果を得るためには、マッサージクリームの活用が必須です。マッサージクリームは、肌と手の間でクッションのような役割を果たし、滑りをスムーズにすることで摩擦を軽減する効果があります。
マッサージクリームを使うことで、肌に負担をかけることなく、マッサージが行えます。

顔用マッサージクリームは保湿クリームで代用できる？

「顔のマッサージは手持ちの保湿クリームで代用できるのでは？」と考える方もいるかもしれません。結論から言うと、代用は可能です。全く何もつけないよりは、保湿クリームを使った方が肌への摩擦は軽減されます。
しかし、マッサージクリームは、マッサージによる摩擦が軽減できるように肌の上ですべりやすく、一方で肌にすぐに浸透しすぎないように設計されています。これにより、マッサージ中に何度もクリームを足す必要がなく、スムーズにマッサージを続けられるのです。
保湿クリームは、肌に美容成分を届けるため、基本的に肌への浸透を重視して作られています。そのため、塗布するとすぐに肌に吸収されてしまい、摩擦を防ぐためには大量に塗布しなくてはいけません。マッサージクリームを買う費用はかかりませんが、大量に保湿クリームを使うことで結果的にコスパが悪くなる可能性があります。
また、ジェルクリームなど、一部の保湿クリームは、擦ると成分が固まってポロポロとカスが出てくる「モロモロ」現象が起こることがあり、このような保湿クリームはマッサージには不向きと言えます。

顔用マッサージクリームの選び方

数ある顔用マッサージクリームの中から、自分に合ったものを見つけるための、ポイントを紹介します。

クリームをオフする方法の確認

マッサージクリームには、オフする方法が大きく分けて2種類あります。それぞれの特性を理解し、好みに合わせて選びましょう。

洗い流すタイプ
マッサージ後、ぬるま湯で洗い流すタイプです。洗顔料を使う必要はなく、クリームを洗い流すだけで完了します。
メリットは、クリームが肌に残る心配が少なく、さっぱりとした使用感が得られるところです。肌に油分が残るのが苦手な方や、ニキビができやすい方におすすめです。デメリットは、洗い流す手間がかかるところです。洗い流すため肌にうるおいを残しにくく、使用後につっぱり感を感じることがあります。乾燥肌の人は特に注意が必要です。
拭き取るタイプ
マッサージ後、ティッシュやコットンなどで優しく拭き取るタイプです。

メリットは、洗い流す手間がなく、手軽にケアを完了できるところです。肌に必要な油分や美容成分が残りやすく、しっとりとした仕上がりが期待できます。肌の乾燥が気になる方や、手軽さを重視する方におすすめです。
デメリットは、拭き取り方が不十分だと、クリームが肌に残って毛穴詰まりの原因になったり、ベタつきを感じたりすることがあるところです。拭き取る際に摩擦を与えないよう、優しく丁寧に拭き取りましょう。

肌悩みに合う成分が配合されているか確認

マッサージクリームを選ぶ際には、自分の肌の悩みに合わせて配合されている美容成分を確認することが重要です。
● 乾燥が気になる：肌のうるおいを保つ成分が豊富なものを選びましょう。ヒアルロン酸は高い保水力があり、セラミドは肌のバリア機能をサポートし、水分蒸散を防ぐ効果が期待できます。また、スクワランや天然由来のオイルは、肌を柔らかくし、しっとりとした感触を与えます。グリセリンも保湿成分として配合される成分です。

● ハリ不足が気になる：肌の弾力やハリをサポートする成分に注目しましょう。コラーゲンやエラスチンは、肌の土台となる成分で、これらを補うことでハリ感をアップさせる効果が期待できます。レチノールやナイアシンアミドは、肌のターンオーバーを促進し、コラーゲン生成をサポートすることで、肌の内側からハリと弾力を与える効果が期待できるとされています。

● くすみが気になる：肌のトーンアップや透明感をサポートする成分がおすすめです。ビタミンC誘導体は、メラニンの生成を抑え、肌のくすみを軽減する効果が期待できます。また、アルブチンやプラセンタエキスなども、肌の透明感を引き出す成分として知られています。マッサージによる血行促進と合わせて、より明るい印象の肌を目指せます。

続けやすい価格であるかを確認

マッサージは、継続して行うことでより効果を実感できます。そのため、マッサージクリームを選ぶ際には、無理なく購入できる価格帯であるかどうかも重要なポイントです。高価なクリームを一度だけ使うよりも、手の届く価格帯で毎日、あるいは定期的に使い続けられる製品を選ぶ方が、結果として理想の肌へと近づくことができるでしょう。