こんにちはあやです。
「体の冷えが気になる」「肌の調子が良くない」そのように感じることはありませんか？ 運動や食事に気をつけていても、体の内側から整えなければ、なかなか理想の美しさは手に入りません。
体を温めてリフレッシュするといえばサウナが思い浮かびますが、「熱さが苦手」「息苦しくて入っていられない」と感じる人もいるのではないでしょうか。そのような人には、岩盤浴がおすすめです。岩盤浴は、熱い空気ではなく、温められた岩盤から出る熱で体を芯から温めるため、無理なくじんわりと汗をかくことができます。
そして、岩盤浴にはただ汗をかくだけでなく、美容と健康に嬉しい効果がたくさんあります。この記事では、岩盤浴の効果・サウナとの違い・入浴方法について解説します。
岩盤浴とは？サウナとの違い
岩盤浴は、温められた天然の鉱石（岩盤）の上に横になり、遠赤外線やマイナスイオンの力で体を芯から温める温浴方法です。室温は一般的に40〜60℃と比較的低めで、体に無理な負担をかけることなく、じんわりと汗をかくことができます。
一方、サウナは熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させ、高温多湿の環境で体を温めます。室温は80〜100℃と非常に高温で、短時間で大量の発汗を促します。
岩盤浴とサウナは、体を温めるという点では共通していますが、メカニズムや体への影響には大きな違いがあります。
温め方の違い
岩盤浴は、岩盤から放出される遠赤外線が、体の深部まで浸透して細胞を振動させ、内側から体を温めます。
サウナは、高温の熱気によって、体の表面から温まり、発汗を促します。
温度と湿度の違い
岩盤浴は、比較的低温（40〜60℃）で、湿度が低い環境です。ゆっくりと時間をかけて温まります。
サウナは、高温（80〜100℃）で、湿度が高い環境です。短時間で汗をかくことができます。
体への負担の違い
岩盤浴は、低温でゆっくりと温めるため、心臓や血管への負担が少なく、高温が苦手な人でも利用できます。
サウナは、高温のため、心拍数が上がりやすく、短時間で集中して利用するのが一般的です。
岩盤浴がもたらす美容と健康への効果
岩盤浴は、体を温めることによってさまざまな美容と健康効果をもたらします。
● デトックス効果
岩盤から放出される遠赤外線が、体の奥深くから温めて汗をかきます。普段、運動でかく汗は汗腺から出ますが、岩盤浴でかく汗は皮脂腺からも出るため、毛穴の奥に詰まった老廃物や有害物質を排出するデトックス効果が期待できます。
● 美肌効果
皮脂腺から出る汗には、天然の保湿成分とも言える皮脂が含まれています。これにより、肌にうるおいを与え、乾燥を防ぐ効果があります。また、発汗によって毛穴の汚れが押し出され、肌のターンオーバーが促進されるため、透明感のある肌へと導きます。
● 冷え性改善
体を芯から温めることで血行が促進され、全身の血液循環が改善されます。これにより、冷え性の改善や、肩こり・むくみの軽減につながります。
● 代謝アップ
体温が1℃上がると、基礎代謝が約13%上がると言われています。岩盤浴で体を温めることで代謝が活発になり、カロリーを消費しやすく、痩せやすい体質へと導きます。
● リラックス効果
じんわりと温まる感覚や、静かで落ち着いた空間が心身のリラックスをもたらします。マイナスイオンを発生させる岩盤もあり、ストレスを軽減し、自律神経のバランスを整える効果も期待できます。
岩盤浴の種類と特徴
岩盤浴に使われる鉱石の種類によって、期待できる効果が異なります。ここでは代表的な岩盤浴の種類をご紹介します。
● ゲルマニウム
ゲルマニウムは、有機ゲルマニウムが体内に酸素を供給し、発汗を促すと言われています。デトックス効果が高く、短時間で大量の汗をかきたい方におすすめです。
● トルマリン
トルマリンは、加熱することでマイナスイオンを発生させる特性を持っています。血行促進や疲労回復、リラックス効果が期待できます。
● ブラックシリカ
北海道上ノ国町でしか産出されない貴重な天然鉱石です。遠赤外線を強く放出するため、温熱効果が高く、冷え性の改善に良いとされています。
● 麦飯石（ばくはんせき）
麦飯石は、豊富なミネラルを含んでいます。そのミネラルが肌に良い影響を与え、肌への保湿効果や美肌効果が期待できます。
● 翡翠
翡翠は、遠赤外線を放射し、体の奥深くから温める効果があります。リラックス効果や美肌効果があると言われています。
効果的な岩盤浴の入浴方法と注意点
体に負担をかけず、岩盤浴の効果を最大限に引き出すためには、正しい入浴方法を知ることが大切です。
- 入浴前の準備：シャワーで軽く体の汚れを洗い流しましょう。岩盤浴中はたくさんの汗をかくため、入浴前に水分補給をしておきましょう。
- 入浴サイクル：体を温める「温浴」と、体を冷ます「休憩」を繰り返します。
○ 第1クール（温浴）： うつ伏せになり、体を温めます。5〜10分を目安に、岩盤の熱が体の奥まで浸透するのを感じましょう。
○ 第2クール（温浴）： 次に、仰向けになり、温まった体を温存させます。10〜15分を目安に入浴します。
○ 休憩： 5〜10分程度を目安に、岩盤浴室から出て水分補給をしながら体を冷まします。 このサイクルを2〜3回繰り返すのが一般的です。水分補給も忘れずに行いましょう。 - 入浴後のケア：岩盤浴後は、タオルで汗を拭き取ります。運動や暑いときにかく汗はベタつきますが、岩盤浴でかいた汗はベタつかず、肌はサラッとしてうるおいのある感じになるのでシャワーで流さなくても大丈夫です。
まとめ
岩盤浴は、単に体を温めるだけでなく、デトックス効果、美肌効果、冷え性改善、代謝アップ、リラックス効果など、多くの美容と健康へのメリットをもたらします。
サウナのような高温が苦手な方でも、じんわりと温まる岩盤浴なら無理なく続けられるでしょう。岩盤の種類によって効果も異なるので、その日の気分や肌の状態に合わせて選んでみてくださいね。
