こんにちはあやです。
美容効果の高い成分としてスキンケア商品によく使われている「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「プラセンタ」。どれかが入っていれば肌に良さそうと思ってスキンケア商品を選んでいませんか?この3つはもちろん美肌にとても有効な成分ですが、それぞれに美肌効果の役割が違います。肌悩みに合わせて選ばないと期待したような効果が得られないこともあります。それぞれの違いを知って正しいスキンエア選びをしましょう。
ヒアルロン酸とは
ヒアルロン酸はもともとヒトの体の中にあり、肌のうるおいを保ったり、関節の間でクッションのような役割をするなど様々な働きをしています。
肌のヒアルロン酸は真皮層という深い場所にあります。年齢とともに減少してしまうので、その結果肌が乾燥しやすくなったり、ハリが失われてシワやたるみが出てきたりします。
ヒアルロン酸の美肌効果は肌のうるおいを保つ保湿効果です。とても保水力の高い成分で1g当たり6,000mlもの水分を保つことができるとされています。
ヒアルロン酸が含まれる化粧品の効果は?
肌にもともとあるヒアルロン酸は、真皮層という肌の深い部分に存在しています。スキンケアが浸透できるのはせいぜい角層までで、真皮層まで届くことはありません。
それならヒアルロン酸配合のスキンケア商品は意味がないの?と思うかもしれませんが、そういうわけではありません。
角層まで浸透したヒアルロン酸は、角層にうるおいを与えます。そのため、もともとあるヒアルロン酸と同じ役割はできませんが、保湿して乾燥から防ぐことができます。
コラーゲンとは
コラーゲンは、タンパク質の一種です。もともと体にある成分で、体内にあるタンパク質の3割程度を占めるとされています。特に肌の部分に多く存在していて、細胞と細胞を繋ぎ合わせ、ハリや弾力を保つ働きをしています。
コラーゲンは年齢とともに減少していくため、それが原因で肌の弾力が失われた、シワやたるみができてしまいます。
30代から急激に減少していくので、外から補ってあげることが大切です。
コラーゲンが含まれる化粧品の効果は?
もともと体に存在しているコラーゲンは真皮層に存在しています。
スキンケアが浸透できるのは角層までなので、真皮層で効果を発揮させることはできません。
そもそも体に存在しているコラーゲンと化粧品に含まれるコラーゲンは別物なので、同じ効果は期待できませんが、保湿効果の高い成分として肌内部の水分蒸発を防ぎ、乾燥から守る働きをします。
プラセンタとは
プラセンタは、もともと体に存在している成分ではありません。哺乳類の胎盤から抽出された成分です。
アミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素などの栄養が豊富に含まれていて、美肌効果の高いヒアルロン酸やコラーゲンも含まれています。
プラセンタが含まれる化粧品の効果は?
プラセンタは、細胞の形成や成長をサポートする働きがあり、肌老化の原因になる活性酸素を除去する働きがあります。ターンオーバーを活性化させて、シミやくすみを防いだり、肌の再生力を改善させる効果が期待されています。
プラセンタは哺乳類の胎盤から取れる成分で、ヒト、ウマ、ブタ、ヒツジなどの種類があります。
ヒトのプラセンタは美容目的ではなく、治療の目的で使用されるため、化粧品に使われることはありません。
ウマプラセンタは、他の動物から取れるプラセンタよりもアミノ酸の量が多く、寄生虫や狂牛病、口蹄疫などの病気の心配がないことから、安全性と効果が高いとされています。
ブタプラセンタは、化粧品に使われているプラセンタで最も多い種類です。ウマプラセンタより効果は劣りますが、生産量が多く安価で使用できるところがメリットです。ただ、病気や予防接種などを受けているためどのように飼育されたブタから抽出されたものなのか注意する必要があります。できれば厳格な管理のもと飼育されているSPF豚を使用しているものを選びましょう。
ヒツジプラセンタは、羊の飼育数が日本では少ないので、日本の化粧品に使用されているものはほとんど見かけません。
植物由来や魚の卵殻膜から作られたプラセンタを使用しているものもありますが、そもそも胎盤ではないため動物性のプラセンタとは別物です。
アミノ酸やビタミン、ミネラル、ヒアルロン酸、コラーゲンは含まれていますが、プラセンタ特有の成長因子が含まれていません。
お肌にいいのはどれ?
ヒアルロン酸、コラーゲン、プラセンタはどれも美肌に効果的です。
肌の水分量をあげて保湿効果をアップさせたい場合にはヒアルロン酸を、肌のハリをアップさせたい場合にはコラーゲンを、シミやたるみなどアンチエイジングにはプラセンタを選ぶと効果的です。
まとめ
美肌効果のあるヒアルロン酸、コラーゲン、プラセンタはそれぞれに働きが違うということがわかったでしょうか。年齢とともに減少してしまうヒアルロン酸やコラーゲンは、外から補ってあげることが大切です。
スキンケア商品を購入するときには成分や働きを意識して選ぶとより美肌効果を発揮させることができますよ。