季節の変わり目の肌荒れには抗炎症成分配合のスキンケアがおすすめ

こんにちはあやです。
季節の変わり目は、急激な温度や湿度の変化・紫外線量の変化・花粉や黄砂・生活習慣や環境の変化により肌荒れが起こりやすい時期です。
季節の変わり目になると肌荒れや肌のゆらぎを感じやすくなる人には、抗炎症成分が配合されたスキンケアがおすすめです。
今回の記事では、スキンケアに配合される抗炎症成分の種類や効果、使用するときの注意点について解説します。

抗炎症成分配合のスキンケアに期待できる効果

スキンケアにおける抗炎症成分は、肌の炎症を鎮めて赤み・かゆみ・ヒリつきなど不快な症状を和らげる効果が期待できます。
季節の変わり目にさまざまな要因で刺激を受け生じる肌荒れを予防や炎症を抑えることで、ゆらぎやすい敏感な肌を健やかな状態に導きます。

スキンケアに配合される抗炎症成分の種類と効果

スキンケアに配合される抗炎症成分にはいくつか種類があります。

グリチルリチン酸ジカリウム

グリチルリチン酸ジカリウムは、植物の甘草の根に含まれる成分です。古くから抗炎症作用が知られており、漢方薬として利用されていました。穏やかな作用で、幅広い肌タイプに使いやすく、肌荒れの予防やニキビ予防などに効果があります。

アラントイン

アラントインは、植物のコンフリーの葉から抽出されたものと、尿素から合成されたものがあります。細胞の修復を促進させる効果があり、医薬品では外用治療薬として使用されることがあります。スキンケアでは、抗炎症成分として使われていて、肌荒れ・ニキビ跡・乾燥によるかゆみなどに効果が期待できます。

トラネキサム酸

トラネキサム酸は、アミノ酸の一種でメラニンの生成を抑制する効果があるため、美白有効成分として有名ですが、プラスミンという物質の働きを抑える効果もあるため、炎症を鎮める効果もあります。炎症による肌の赤みが気になるときにおすすめです。

ナイアシンアミド

ナイアシンアミドは、ビタミンB3の一種です。シワ改善効果や美白効果があることからエイジングケアのスキンケアによく配合されますが、バリア機能をサポートする効果やセラミドの生成を促進する効果、抗炎症作用も期待できます。

酢酸トコフェロール（ビタミンE誘導体）

酢酸トコフェロールは、酸化しやすいビタミンEを安定化させた成分です。抗酸化作用が高く、血行を促進させる効果もあることから肌荒れの予防に効果が期待できます。

スキンケアに配合される抗炎症作用のある植物エキス

スキンケアに配合される植物エキスは、保湿成分や整肌成分として配合されることが多いですが、抗炎症作用を持つ成分もあります。

CICA（ツボクサ）

CICAはツボクサから抽出されるエキスで、韓国コスメで認知が高まりましたが、古くからアジアを中心に薬用植物として用いられていました。肌の鎮静効果・抗炎症作用・創傷治癒効果・殺菌作用・コラーゲンの生成促進効果などさまざまな効果が期待できます。

カモミールエキス（カミツレ花エキス）

カモミールエキスはカモミールの花から抽出される成分です。抗炎症作用・鎮静作用があり、特に紫外線による炎症を抑える効果が高いとされています。敏感肌や乾燥肌向けの製品でよく配合されていますが、カモミールはキク科の植物なので、キク科にアレルギーを持つ方は注意が必要です。

アロエベラ葉エキス

アロエベラの葉から抽出されるエキスで、保湿効果が高く、日焼け後の炎症を鎮める効果が高く、抗炎症作用も期待できます。

ヨモギエキス

植物のヨモギから抽出されるエキスで、抗炎症作用・抗菌作用・保湿効果などが期待できます。肌荒れ予防やニキビケアのスキンケアによく配合されています。

ハトムギ種子エキス

ハトムギの種子から抽出されるエキスで、保湿効果や抗アレルギー効果があり、肌荒れの予防・かゆみの予防・保湿ケアを目的として配合されます。しかし、ハトムギはイネ科の植物なので、イネ科にアレルギーを持つ方は注意が必要です。

抗炎症成分が配合されたスキンケアの注意点

抗炎症成分が配合されたスキンケアは、肌荒れの予防を目的としています。抗炎症成分が配合されているからと言って、薬のような治癒効果はありません。スキンケアで肌の状態が良くならないときや、症状が悪化する場合には皮膚科を受診するようにしましょう。
ここでは、抗炎症成分が配合されたスキンケアを使用するときの注意点を解説します。