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HPVワクチンって受けた?自分の体を守るためにも知っておきたいこと

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こんばんはあやです。
2013年に、小学6年生から高校1年生の女子を対象に定期接種になったHPVワクチン。

でも、始まってすぐ、副反応が連日大々的に報道されたことで、積極的推奨が中止され、現在では、対象の年齢になっても、自治体からワクチン接種のお知らせさえ届かない状況になっています。

そのため現在では、HPVワクチンの認知度自体も低下し、存在を知って受けようと思っても「知らない間に自分は、対象年齢から過ぎてしまっていた。」ということも。予防接種は、受けるのも受けないのも自由ですが、ワクチンのことを正しく理解して、副反応のリスク、子宮頸がんになるリスクを知ったうえで、自分で決めましょう。

<h2>HPVワクチンは子宮頸がんの予防接種</h2>

子宮頸がんは、日本で年間約1万人が罹患し、約3,000人が亡くなっている病気です。

これだけたくさんの人が患っているがんですが、子宮頸がんの原因は、95%以上が、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染だと分かっています。

原因がわかっているので、“予防しやすいがん”とも言われているのですが、日本では増え続けているのが現状です。

HPVの感染経路は、性行為と考えられています。特別なウイルスではなく、ごくありふれたウイルスなので、経験のある女性の50〜80%は感染していると推測されています。

しかし、感染しているからといって、“絶対に子宮頸がんになる”というわけではありません。また、HPVに感染して子宮頸がんに進行してしまう人も、発症するまでには数年から数十年かかるとされています。

<h2>HPVワクチンを接種すれば子宮頸がんのリスクを減らすとことができる</h2>

HPVウイルスの中でも、特に子宮がんへ進行する可能性が高いのが、“HPV16型”と“HPV18型”と言われています。

日本で承認されているHPVワクチンは、2価と4価の2種類で、2価は16型と18型。4価は、16型、18型、良性尖形コンジローマの原因となる6型、11型に対応しています。

この2つの予防接種で、子宮頸がんを65%程度抑制できるとされています。

「予防接種を受けて65%は少し少ないのでは?」と思いますよね。実は、海外では、9価ワクチンが主流になっています。9価ワクチンは6型、11型、16型、18型、31型、33型、45型、58型に対応していて、子宮頸がんを90%程度抑制することができ、そのほかにも、HPVウイルスが関係していると考えられている膀胱がん、咽頭がん、肛門がん、膣がん、外陰がんなどを抑制することができるとされています。

しかもこの9価ワクチンは、HPVワクチンが認められているほとんどの国で認められていて、女性だけでなく、男性も公費で摂取できる国が多いのです。

そして、接種が増えることによって、2030年ごろには、HPVウイルス関連のがんの排除を目指している国もあります。

日本がいかに予防接種で遅れているかということがわかりますね。

<h2>HPVワクチンは感染前に受けることが大切</h2>

HPVワクチンは、HPVウイルスに感染する前に受けることが大切です。すでに感染しているウイルスを排除することはできません。

日本では、小学校6年生から高校1年生までが、公費の対象です。標準とされているのは中学1年生、13才です。

HPVワクチンは、3回接種する必要があるので、遅くても高校1年生の9月には、始めないと公費の対象を外れてしまいます。

ちなみに、対象期間を外れると自費になり1回16,000円。3回で48,000円かかります。

<h2>HPVワクチンの副反応は?</h2>

HPVワクチンの副反応はゼロではありません。それは、日本脳炎、麻疹風疹など、小さいころに定期接種として受ける予防接種も同じです。インフルエンザの予防接種でも副反応は起こります。

推奨接種を止める原因になった副反応ですが、HPVワクチンだけが突出して起こりやすいというわけではないんです。

比較的軽度で起こりやすい副反応は、接種部位の腫れ、痛み、発熱、注射への恐怖による失神です。これらは、ほかの予防接種や採決でも起こるものです。

重篤な副作用としては、アナフィラキシー、手足の神経障害、頭痛、意識低下、持続的な体の疼痛などがあり、これは100万〜400万回接種で1回起こるといわれています。

HPVワクチンによる副反応は、大々的に報道されたため、ほかの予防接種に比べて、多くの重篤な副反応が起きたと思われがちですが、実際には820万回接種で3例とされていて、幼児が受けるヒブワクチンや小児肺炎球菌、日本脳炎とほぼ変わりません。

また、海外のHPVワクチン予防接種による副反応と比べても、日本だけが高いということもないんです。

<h2>まとめ</h2>

子宮頸がんは、予防接種によって防ぐことができる可能性が高い病気です。

30代の若年層で発症する人も多く、治ったとしても妊娠が難しくなったり、幼い子どもを残して亡くなってしまう人もいます。

推奨接種ではなくなったことで、日本では受けている人のほうが少ないのが現状ですが、防げたはずのがんで、将来悲しむことがないように、HPVワクチンの接種について、考えてみるきっかけになるとうれしいです。