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HPVワクチンの副作用と安全性について!わかりやすく解説します

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こんばんはあやです。
子宮頸がんの予防に効果的だとされている「HPVワクチン」ですが、日本は世界各国と比較しても、まだまだ浸透していません。

「HPVワクチンの副作用って怖いんでしょ」
「安全性が心配で受けたいと思えない」

このように感じている女性が多いのも事実。

そこで今回は、HPVワクチンの副作用(副反応)と安全性について、わかりやすく解説していきたいと思います。

この記事を読み終わる頃には、少しでも安心してHPVワクチンを受ける気持ちになっていただければ嬉しいです。

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HPVワクチンの副作用について

HPVワクチンは、副作用が怖いというイメージあるかもしれません。
しかし、HPVワクチンが特別危ないわけではないのです。

実際、HPVワクチンには他のワクチンと同様に「副反応」と呼ばれる症状はあります。
ただし、これはワクチン自体が危険なわけではなく、どんな注射にもありうる反応です。

一般的にHPVワクチンの副反応といわれているものは、軽度なものから重度なものまで存在します。

軽いものだと、接種部位の腫れや痛み、発熱などがあげられます。
重篤な副反応になると、アナフィラキシーや急性散在性脳髄膜炎、ギランバレー症候群などですね。

アナフィラキシーは、HPVワクチンに限らずどんな薬剤でも起こりうる反応です。
急性散在性脳髄膜炎、ギランバレー症候群を含めても、これらの重い副反応が出てしまうのは、ワクチンを受けた人のうち100万~400万人に1人程度。
とても稀な症状です。

マスコミなどが、この「少数の副反応」を大きく取り上げることによって、多くの女性の不安を煽っている部分も否めません。

HPVワクチンであっても、インフルエンザの予防接種であっても「一定数の副反応は出る可能性がある」という事実があるだけです。

HPVワクチンは安全なの?

実際、日本ではHPVワクチンの危険性や副作用、副反応に過剰反応しすぎている傾向があります。
そのため、世界から見ても「日本はHPVワクチンによる子宮頸がん予防が遅れている」と言わざるを得ません。

「新しいものは危ない」「副作用が出た人がいるから危険なんだ」と決めつけてしまうのも、逆に危ない思考だと思います。

HPVワクチンの接種を早期に取り入れたイギリスやオーストラリア、アメリカなどの国では、現在HPV(ヒトパピローマウイルス)感染をはじめ、子宮頸がんの前がん病変の発生率が明らかに低下してきている事実があります。

また、子宮頸がん検診とHPVワクチンともに「生きていく上で当たり前の習慣」となっているオーストラリアでは、2028年には新規の子宮頸がん患者がほぼゼロになるという趣味レーションも報告されているのです。

HPVワクチンを積極的に接種することによって、将来的な「子宮頸がんの死亡率」を大きく減少させることにつながります。

HPVワクチンの効果は?

日本でも、HPVワクチンの研究が盛んに進められています。
新潟で実施されている研究では、実際にワクチンを打った20~22歳の女性のうち、HPV16型と18型に感染する割合が、大きく低下していることが明らかとなっています。

また、秋田県や宮城県でもHPVワクチンの研究は行われており、こちらの場合では20~24歳の女性における子宮頸がんが、ワクチンを接種したグループと接種していないグループでは明らかに差が出ているようです。

子宮頸がんの「前触れ」である前がん病変が、がん検診で見つかる確率も大幅に減少していると報告があります。

このようにHPVワクチンは、私たち女性の「未来の身体」を守るために、必要な接種だといえるでしょう。

日本国内で受けられるHPVワクチンは?

2021年現在、国内で承認されているHPVワクチンは、2価と4価の2種類。
2020年には9価ワクチンの製造販売が開始されましたが、まだ定期接種の対象とはなっていません。

とはいえ、先進国のほとんどでは9価ワクチンが主流になっているので、日本国内でも当たり前のように受けられる日は、そう遠くないでしょう。

9価ワクチンは、子宮頸がんの原因となるウイルスを9割以上も予防することができるといわれています。

現在、世界の80か国以上では「HPVワクチンプログラム」が当然のように組まれ、国の公助(公費助成)によってワクチンを受けることが可能です。

コロナウイルスのワクチンに関するニュースを観てもわかると思いますが、日本は世界各国から比較すると、新しいワクチンが認められて浸透するのが遅い傾向があります。

9価ワクチンも、早く「公助あり」で受けられる時代になって欲しいものです。

まとめ

今回の記事では、子宮頸がん予防ワクチンとして広がっている「HPVワクチン」の副作用と安全性について解説してきました。

HPVワクチンの副作用や安全性に対し、不安な気持ちもあるかもしれません。
しかし、多くの女性の命を奪う「子宮頸がん」から身を守ることができるHPVワクチン。

これから、当たり前のように受ける時代になるはずです。
「あのとき受けていればよかった」と後悔することのないよう、正しい知識をもって判断していきたいですね。