こんにちはあやです。
「リラックスするためにエステサロンに行ったのにリンパドレナージュが痛すぎて辛かった」「興味はあるけど痛いと聞くから受けるのがこわい」と感じている人はいませんか?
リンパドレナージュは、マッサージにより体に溜まった老廃物の排出を促し、心身の調子を整える施術です。
本来は痛みを伴う施術ではありませんが、体調や施術の仕方によって痛みを伴うことがあります。
痛みを伴うほど『老廃物が溜まっている』『効果がある』と言う人もいますが、一概にそうとは言えません。
今回の記事では、リンパドレナージュの仕組み、効果、痛む理由について解説します。
リンパドレナージュとは?
リンパは、皮膚のすぐ下にあるリンパ管を流れる液体で、不要になった老廃物やタンパク成分、ウイルスなどの病原体を回収する働きをしています。
指先や足先から鎖骨リンパ節に向かって一方向に流れ、鎖骨下静脈と合流し老廃物を体外に排出します。
血液は心臓がポンプの役割をするので全身を巡りますが、リンパは歩行や運動による筋肉の弛緩や収縮で送られるので、血液よりも流れが遅く、デスクワークや立ちっぱなしなど同じ姿勢が長くなることで滞りやすいところが特徴です。
足が浮腫んだり、だるさを感じたりする人はリンパの流れが悪くなっていることが原因の場合が多くあります。
リンパドレナージュは、リンパ管やリンパ節を刺激し、リンパの流れをスムーズにすることで老廃物や毒素の排出を促すことを目的としたマッサージです。
リンパ管は皮膚のすぐ下(0.2〜2mm)にあるので、足つぼや肩こりのマッサージのように力を入れて押さえる必要はなく、本来は痛みの少ない施術ですが、体調や施術の仕方により強い痛みを感じる場合があります。
リンパドレナージュに期待できる効果
リンパドレナージュにはさまざまな効果が期待できます。
ここでは、リンパドレナージュの主な効果について紹介します。
リラックス・ストレス解消
オイルやアロマを使用しておこなうリンパドレナージュは心地よく、リラックスやストレス解消効果があります。
むくみ解消
リンパの流れを促進することで、老廃物や毒素の排出が促されるので、むくみ解消に効果が期待できます。
繰り返し施術を受けることで、リンパ節の詰まりを取り、流れが良くなるので足先にむくみや疲れが溜まりづらくなります。
疲労回復
リンパの流れが悪くなると老廃物や疲労物質が溜まり、疲労を感じやすくなります。
リンパの流れを良くすることで、体に不要な物質が排出され、体がすっきりとし疲労回復効果が期待できます。
リンパドレナージュで痛みを感じる理由
リンパ管は皮膚のすぐ下にあるので、足つぼや肩こりのマッサージのように力を入れる必要がないので、本来リンパドレナージュは痛みを感じにくい施術です。
しかし、実際に施術を受けた人の中には痛みを強く感じたという人もいます。
強い痛みを感じる施術では、体が緊張するのでリラックスやストレス解消効果を得られません。
ここでは、リンパドレナージュで痛みを感じる理由を紹介します。
痛みを感じやすい
痛みの感じ方は人それぞれです。肩のマッサージでも少し押しただけで痛みを感じる人や力いっぱい押さないと物足りなさを感じる人がいます。
痛みを感じやすい人は、施術前に伝え力を弱くしてもらうようにしましょう。
ほとんどのサロンでは施術を始めたときに力加減はどうか聞いてもらえます。痛みを感じながら我慢するとせっかくの施術が苦痛を感じる時間になってしまうので、遠慮なく伝えるようにしましょう。
リンパが詰まっている
リンパ管は体中に張り巡らされていて、リンパ管が枝分かれする部位にはリンパ節があります。
指先や手先のむくみを放置していると、リンパの流れが滞るだけでなくリンパ管が詰まってしまいます。
詰まってしまったリンパは押さえると痛みを感じます。流すためには多少痛みを感じるマッサージが必要な場合がありますが、我慢できないほどの痛みの場合には力を弱めてもらうように伝えましょう。
体調不良
体調不良やストレス、睡眠不足など体調が悪いときは痛みを感じやすくなる場合があります。
施術者の技術力不足
施術者の経験や技術力不足の場合には、力加減の調節ができず痛みを感じることがあります。
痛みを感じる場合には、施術者に伝えるようにしましょう。
わざと痛くしている
痛みが強いほど効果があるという方針のエステサロンや、痛みを感じさせリンパの滞りを強調することで不安を煽り、次回の予約に繋げようとするエステサロンもあります。
リラックスやストレス解消を目的としている人にはこのようなサロンは向いていません。
リンパ管は皮膚のすぐ下にあるので、痛みを感じるほど強く押さなくても効果は期待できます。
別のサロンを探すほうが良いでしょう。
まとめ
リンパドレナージュはエステサロンでよくおこなわれる施術です。
痛みが強いというイメージを持っている人もいるでしょうが、本来は痛みが少ない施術でも効果が期待できるものです。
痛みが強いほど効果があるわけではありません。
痛気持ちいいくらいがちょうどよいので、力加減は施術者に伝え我慢しないようにしましょう。