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日焼け止めの基礎知識。正しい日焼け対策をしよう

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こんにちはあやです。
紫外線対策は夏だけという人も多いですが、紫外線は一年中降り注いでいるので、本当は一年を通して紫外線対策は必要です。特にだんだんと暖かくなる春の紫外線は要注意です。UV–Aという紫外線の多い春の紫外線を浴びてしまうとシミ、シワ、たるみなどの老化現象を進めてしまうことになります。紫外線対策といえば日焼け止めを使っている人が多いですが、日焼け止めにも種類があるので、どれでも同じというわけではありません。肌への負担を考えると紫外線量に合わせて日焼け止めを選ぶことが大切です。ここでは、日焼け止めに表示されているSPFやPAの意味や選び方についてまとめました。

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紫外線の種類UV–AとUV–B

紫外線にはUV–AとUV–Bという種類があります。肌に強く作用して、浴びると赤く炎症を起こさせたり、黒化させる原因になるのはUV–Bです。紫外線対策といえば主にこちらの日焼けを意識している人が多いですね。

この紫外線はエネルギーが強く、肌表面への影響が大きいですが、全紫外線量の5%ほどしかなく、肌の奥に浸透することはありません。UV–Bを多量に浴びると日焼け、シミ、ソバカス、皮膚ガンの原因になると言われています。

UV–Bの量は4月〜9月にかけてピークになり、冬は夏の1/5程度まで減ります。一方UV–Aは年中降り注いでいます。3月〜9月が多いですが、冬でも夏の半分程度降り注いでいて、全紫外線量の95%を占めています。

エネルギーは弱いですが、照射量が多く、肌の奥まで浸透するので肌への影響は深刻で、弾力やハリを維持するコラーゲンやエラスチンなどを作り出す細胞を損傷させます。その結果肌は弾力を失い、シワやたるみを起こしたり、メラニンを参加させてシミを発生させるなど肌の老化現象を進めてしまいます。

また、UV–Bのように炎症や日焼けを起こしにくいので浴びていることに気付きにくく、日常生活の中でうっかり浴びてしまうのも特徴です。

日焼け止めに書いてあるSPFやPAってどういう意味?

日焼け止めにはSPFやPAという表記があります。これらは紫外線を防ぐ効果を表しています。

SPFは、UV–Bを防ぐ効果を表しています。SPF後には35や50など数字が付いています。この数字は、何もしていない場合の肌と比べてどのくらい紫外線の影響を抑えられるかという意味があります。

例えばSPF35の場合、素肌で紫外線を浴びた場合の35分の1まで紫外線の影響を抑えられるということです。
SPF15の場合は15分の1、SPF50の場合は50分の1です。

PAは、UV–Aを防ぐ効果を表しています。PAの後には+という記号が付きます。この記号は1〜4個で、なにもしていない場合の肌と比べてどのくらい紫外線の影響を抑えられるかという意味があります。

PA+なら素肌で紫外線を浴びた時の2分の1〜4分の1まで影響を抑えられます。
PA++なら4分の1〜8分の1、PA+++なら8分の1〜16分の1、PA++++なら16分の1以上です。

紫外線への影響が抑えられるのであれば、効果が強いほど良いと思うかもしれませんが、そういうわけではありません。数値が高くなるほど、肌への負担が大きく、乾燥や肌荒れを引き起こす可能性が高くなります。

そのため、紫外線の量によって使う日焼け止めの強さを選ぶことが大切で、効果が強くても弱くても、時間の経過で劣化や汗によって効果が薄れてしまうので、効果の高い低いに関係なく2〜3時間おきの塗り直しが必要です。

日焼け止めの強さと活動レベルによる選び方の目安

日常生活軽い外出では、FPS10~20、PA+~PA++。
屋外での軽い運動やレジャーでは、FPS20~30、PA++~PA+++。
炎天下での運動、レジャーでは、FPS30~50+、PA++~PA++++。

日焼け止め顔用と体用は何が違うの?

日焼け止めには顔用と体用があります。2つも用意するのは面倒だとどちらかを顔にも体にも使っている人もいますが、肌のことやしっかりと紫外線対策をすることを考えると、やはり顔には顔用、体には体用を使うのがおすすめです。

まず、顔と体では皮膚の暑さが違います。顔の皮膚は薄く、皮脂腺が多いという特徴があります。また、目や鼻、口などデリケートな箇所があります。

そのため、顔用の日焼け止めには、乾燥から守るために保湿成分が配合されていたり、肌への刺激も少ないように処方されています。また毛穴を塞がないように成分にこだわって作られていたり、化粧崩れをしにくいようにパウダーが入っていたりするものもあります。

一方、体は、顔と比べると面積が広くて皮脂腺が少なく、皮膚が厚いという特徴があります。そのため、テクスチャーは重めで伸びがよく、多少刺激が強くても紫外線の影響を抑える効果を高めて作っていることが多いです。また、清涼感を感じられるようにメントールが配合されているものもあります。

そのため、体用を顔に使ってしまうとメントールで目が滲みたり、ベタつきが気になったり、毛穴を塞いでしまうなどのトラブルが発生しやすくなります。

顔用を体に使う分には、トラブルなどの影響は起こりにくいですが、テクスチャーが軽く伸びにくいので、塗りムラができてしまったり、化粧下地として使えるような顔用の日焼け止めは、色が付いていることもあるので、体に塗ることで、衣類に付いてしまうこともあります。

最近は顔、体用の日焼け止めもあるので、一本で済ませたい場合には、そのようなタイプを選ぶようにしましょう。