こんにちはあやです。
レチノールは、毛穴のケアやハリ感アップなど、多くの肌悩みに応えてくれる頼もしい成分ですが、効果が高い分、使い方にはコツが必要です。特に、他の美容成分と組み合わせるときには、注意が必要でせっかくのケアが逆効果になり、肌を痛めてしまう可能性があります。
「良い成分同士なら、一緒に使えばもっときれいになれるのでは?」という考えは、残念ながらレチノールに関しては危険です。
今回は、レチノールを安全かつ効果的に取り入れるために、避けるべきNGな組み合わせと、一緒に使うことで相乗効果が期待できる相性抜群の成分について解説します。
【NG】レチノール × ピーリング成分(AHA・BHA・サリチル酸など)
レチノールもピーリング成分も、肌の角質を剥がして細胞の入れ替わりを促す作用を持っています。このふたつを重ねて使うと、健康な肌を守るための角質まで過剰に剥がしてしまうため、肌のバリア機能が未完成なまま表面に露出してしまい、激しい乾燥、赤み、ヒリヒリ感、皮むけを招きます。同時期の使用は絶対に避けるべき組み合わせと言えます。
【NG】レチノール × 高濃度ビタミンC
レチノールと高濃度ビタミンCを組み合わせてはいけない理由はpH値の違いにあります。ピュアビタミンCは酸性の環境下で安定し、効果を発揮しますが、レチノールは中性付近で安定する成分です。これらを同じタイミングで重ねると、肌の上のpHバランスが大きく乱れ、双方が本来の美容効果を十分に発揮できなくなる可能性が高くなります。また、どちらも浸透力が強く肌刺激になりやすいため、敏感な肌にはダブルの負荷がかかり、肌荒れのリスクを引き上げてしまいます。
【NG】レチノール × ニキビケア成分(過酸化ベンゾイルなど)
ニキビケアとして使われる過酸化ベンゾイルは強力な酸化作用を持っており、レチノールの成分を分解してしまうと言われています。つまり、レチノールを塗っても効果が失われてしまうのです。さらに、両者ともに肌を乾燥させる性質があるため、併用すると肌の水分が奪われ、炎症や深刻な皮むけが起こる恐れがあります。ニキビケアとエイジングケアを同時に行いたい場合は、専門医と相談しながら使うようにしましょう。
レチノールと相性抜群の「パートナー成分」
レチノールは相性が悪い成分がある一方で、レチノールの効果を最大限に引き出し、刺激を和らげてくれる良きパートナーも存在します。
レチノール × セラミド
レチノールの副作用である乾燥をケアするためには、保湿の王様であるセラミドが欠かせません。セラミドは肌のバリア機能を補強し、レチノールによる皮むけや赤みを最小限に抑えながら、健やかな肌へ導きます。レチノールを塗った後に、セラミド配合のクリームをたっぷりと重ねるのが肌に優しく効果的なスキンケア手順です。
レチノール × ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は高い水分保持能力を持ち、肌の奥深くまで潤いを届けます。レチノールを塗る前の土台としてヒアルロン酸化粧水を使用することで、肌に水分が十分に満たされた状態になり、レチノールの刺激を感じにくくさせると同時に、ハリのあるふっくらとした質感を底上げしてくれます。
レチノール × ナイアシンアミド
ナイアシンアミドはセラミド合成をサポートし、肌のバリア機能を修復する働きがあります。低刺激で肌を鎮静させる効果があるため、レチノールを塗る前にナイアシンアミドを塗布しておくと、レチノールの刺激をクッションのように緩和してくれると言われています。
まとめ
レチノールは素晴らしい成分ですが、万能というわけではありません。特に今回紹介したような刺激の強い成分との併用は、肌を壊してしまうことがあります。
スキンケアにおいては、あれもこれもと足していくよりも、自分の肌の状態を見て成分を選び、相性の悪いものは避ける引き算が重要です。レチノールを使い始める際は、セラミドなどの保湿成分を味方につけ、肌を十分に守りながらゆっくりと慣らしていくことを心がけましょう。
